2014年1月27日(月) GMOインターネット シナジーカフェ「GMO Yours」にて開催されたWordBench 東京に参加した。テーマは昨年末にリリースされたWordPress 3.8と新デフォルトテーマTwenty Fourteenについて。
前回と同じく平日夜の開催となったなか、たくさんのユーザーが渋谷に集まった。
Twenty Fourteen徹底解剖! ~デフォルトテーマに学ぶ今ドキテーマの作り方~
井村さんよりTwenty Fourteenの特徴を紹介。
いままでにないマガジン風のデフォルトテーマTwenty Fourteenは、見た目だけでなく豊富な機能満載だ。開発したのは日本人デザイナーとのこと。
特徴として、
- フラットなマガジンスタイル
- ピックアップコンテンツ
- 短冊ウィジエット
CSSの特徴
- モバイルファースト
- エディタスタイル(editor-style.css)
- アイコンフォント
テンプレートの特徴
content-XXX.php
投稿フォーマット別のテンプレートファイルがたくさんある。
テーマ開発のためのデバッグ方法
- Theme-Check
テーマにエラーがないかどうか確認するプラグイン - Monster Widget
主要なウィジェトを表示できるかどうか確認するプラグイン - Theme Unit Test
投稿データのインポート用ファイル(xml)、あらゆる投稿フォーマットを表示できるかどうか確認する
テーマ開発にとってお手本といえるTwenty Fourteenとのこと、すみずみまで観察して今年のテーマ開発に取り入れて行きたい。
テーマカスタマイズ入門~バレンタインまでに子テーマを作ろう
清野さんからは、子テーマに焦点をあてたテーマカスタマイズの紹介。
子テーマはても簡単
子テーマを作るには、ひとまずこれだけでOK
- style.css
- アップロード
子テーマを作るときの注意点
清野さんが実際につまずいた点として
- 階層に気をつけろ
親テーマの配下に子テーマのディレクトリを作ってしまった。そうではなくて、親テーマと同じ階層にディレクトリを作る。 - スペースに気をつけろ
style.css内のコメントには規約がある。スペースひとつでも間違えると子テーマとして認識されない。 - functions.phpに気をつけろ
関数は追加になるので、親テーマと異なる関数名を使う。 - テーマ名
Template:として親テーマのディレクトリ名を指定する。
いっぽう子テーマが向かないケースもある。
- 親テーマと著しくレイアウトが異なる場合
- 静的サイトから移行する場合
必要な部分だけ、とにかくさわってみよう!
子テーマなら公式ディレクトリに登録いけるかも?
プラグインを作るのって意外と簡単かも!?
先月のWordBench東京プラグインの会に触発されて、プラグインを作った4人が登場した。
松尾さん
Snowy 雪を降らせるロマンチックなプラグイン
日下部さん
Image Shrink 画像をアップロードする際にファイルサイズを小さくしてくれる
本間さん
Last Name First Name ユーザー管理画面で、名前の表示順や入力順を「名」→「姓」から「姓」→「名」にしてくれる
森山さん
Mayuko Footer Tag Manager すきなHTMLタグを、サイト全体のページ末尾に表示させる
自分や身近な人困っていることを題材にプラグインを作りながら、公開するときのポイントを紹介してくれた。英語での申請や登録する際のSubversionがわかりづらかった反面、お互いに助け合えたため苦労を感じなかった人もいる。
ともかく思いついたら手を動かしてみること。
次回WordBench東京のころには、テーマを公開している人もいるでしょうか?